2012年6月8日金曜日

プレミアクラスへのUPGについて_一考察


当日のUPGは修行に有効か(考察)

当日のUPGについては、
ネット検索では、
定性的ものが多く、
定量的な分析をした記事を見つけられなかったので、
偉そうに考察もどきをしてみます。

当日のアップは、
区間マイルの50%で倍率が国内は2倍ですので、区間マイルが100%加算されることになります。

アップ代金は、7,000¥(海外乗継24時間の場合は、6,667¥)ですので、

コストをみますと

   仙台⇒那覇:1,130マイル ⇒ 7,000/1,130 ≒ 6.195¥/PP (5.900¥/PP [海外乗継の場合])

羽田⇒那覇:  984マイル ⇒ 7,000/  984 ≒ 7.113¥/PP (6.775¥/PP )

大阪⇒那覇: 739マイル ⇒ 7,000/  739 ≒ 9.472¥/PP (9.022¥/PP )

海外乗継の6レグで組まれている方のコストは、6~8¥/PPですので、UPGが時間的な節約になりますから、900マイル以上の区間だと間違いなく有効といえます。

 国内修行の場合、最もお得な羽田⇔那覇で10¥/PP前後ですので、700マイルも有効といえます。



じゃぁ、どれくらいのマイルまでならUPGを許す気になれるか?



例えば、

羽田⇒千歳(510マイル)

      UPGなし                UPGあり

旅割55  13,000¥、  765PP ⇒ 16.993¥/PP  20,000¥、1,275PP ⇒ 15.686¥/PP

  特割     28,500¥、1,165PP ⇒ 24.464¥/PP  35,500¥、1,675PP ⇒ 21.940¥/PP

考察:どちらで確保してもUPGでコストは下がるので検討の余地はあります。

UPG単価は、13.725¥/PP



仙台⇒大阪(396マイル)

      UPGなし               UPGあり

旅割55  12,000¥、594PP ⇒ 20.202¥/PP  19,000¥、  990PP ⇒ 19.192¥/PP

  特割     25,000¥、994PP ⇒ 25.151¥/PP  32,000¥、1,394PP ⇒ 22.956¥/PP 

考察:どちらで確保してもUPGでコストは下がるので検討の余地はあります。

UPG単価は、17.677¥/PP



東京⇒大阪(280マイル)

      UPGなし               UPGあり

旅割55   9,000¥、210PP ⇒ 42.857¥/PP  16,000¥、490PP ⇒ 32.653¥/PP

  特割     12,000¥、610PP ⇒ 19.672¥/PP  19,000¥、890PP ⇒ 21.348¥/PP 

考察:微妙です『特割』時にはお得感がないですね。280PPに7千円払えるかという議論になります。

UPG単価は、25¥/PP

   那覇⇔宮古(177マイル)

       UPGなし              UPGあり

旅割55   3,200¥、265PP ⇒  12.075¥/PP 10,200¥、442PP ⇒ 23.077¥/PP

特割      4,200¥、665PP ⇒   6.315¥/PP 11,200¥、842PP ⇒ 13.302¥/PP 

考察:機内食事もなく、UPGした場合コストが上がりすぎますよね。

   UPG単価は、39.548¥/PP

 

こうして改めてみると、

700マイル以上の区間は異論のないところで、

400マイル前後から700マイルまでは、UPGしてもコスパは悪化せずいけるケースが多いです。

400以下はあまり魅力的でないといえます。

  

<<結論>>

判断の基準としては、区間マイルが500マイル以上はUPGを狙う



 国内だけの修行では、

自分が手配した金額でのPPとUPGした場合のPPを天秤にかけ、安い場合が前提で

 ビールが飲める、機内で食事をもらえる等のUPGの果実を享受できる場合は

迷わずUPGをお勧めします。

海外乗継での修行の場合は、

UPGによりコスパは悪化しますが、700マイル以上は時間的効率面から有用だと思われます。


私の実例(2回目の修行実績)

*当初          : 120,630¥/16,894PP ≒ 7.140¥/PP (①)

*最終結果(4回UPG成功) : 147,631¥/20,731PP ≒ 7.121¥/PP (②)

もし4回目の那覇⇒伊丹をUPGしなければ、

                : 140,964¥/19,992PP ≒ 7.051¥/PP (③)

   となり、UPGしない方がコスト面ではよいという結果になります。

ただ、①よりは下がりますが、

②と③を比較した場合、②-③=0.07¥/PPの差がありますので、約2.1万PPの獲得ベースでは、

21,000×0.07 ≒ 1,470円でしたので、目くじらをたてるほどのupではなかったです。

また、5万PP全てをこの単価で行ったと仮定しても差額が3,500円ですので、十分許容範囲内であり、UPGは当然という結果です。


ただ、
    2度目の修行時には、PP確保のため、
    海外乗り継ぎの起点を仙台としたため、伊丹⇒仙台を旅割55で別に確保しましたが、
    区間マイルが396でしたので、UPGをするかどうか非常に悩みました。

仮に、UPGしていれば、②+7,000¥、396PPが加算されますので、

                   154,631¥/21,127PP≒7.319¥/PP (④)

   となり、①よりも上回ってしまいます。

    獲得PP×(7.319-②)=21,127×(7.319-7.121)≒4,183円は少しお高く感じました。

また、5万PP全てを④の単価で獲得した場合と①との差は、5万PP×(④-①)となりますので、

5万PP×0.179¥/PP≒8,950¥のアップという試算結果です。

    しぶちんの私には、この差は残念ながら許容範囲ではありませんでした。



私の場合の評価軸として、

原則、当初コストより悪化すれば見送ると言うルールを設定しました

   

   <<結論>>

判断の基準としては、区間マイルが500マイル以上はUPGを狙う

   ただし、自分の評価軸を設定し、UPGをかけるか否かをご判断されることをお勧めします。

といっても、UPGが全て成功するとは限りませんが・・・。



話はそれますが、

私の場合、

ラウンジ3,000円、機内ビール2杯600円、機内弁当1,800円で5,400円になるので、

お得感満載だと自分を納得させて利用していました。



でもこのプレミアムクラスの贅沢さを味わうと

長距離移動の際には、普通席には戻れそうにありません。
     大阪⇔札幌・沖縄、羽田⇔那覇は贅沢しそうで怖いです。

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